石川新情報書府 旧園邸・松向庵で撮影

大正時代の花嫁のれんの撮影風景。

昨日は西町にある金沢市指定文化財である旧園邸、松向庵で石川県のアーカイブ事業「石川新情報書府」のロケ撮影を行いました。20点程のの花岡コレクションを素敵な中庭などを背景にフル・ハイビジョンで撮影しました。
大正七年建築のこんな素晴らしいお屋敷がお茶事や花展のために市民に開放されていたことを、店主は撮影場所を聞くまで知りませんでした。前の通りはよく車で通っていましたが・・・。
時代を同じくしたコレクションと撮影場所は当たり前のように相性良く、当店染織サロンで展示している時よりも生き生きしていました。撮影は道洋行さんのクルー、ディレクターの澤田さんが細かくチェックしながら入念に進められました。
店主は撮影する資料を順番にセッティングしていくお手伝いです。いつもコレクションの管理をお手伝いいただいている池田さんに今回もお手伝いいただきました。今回の撮影を最後にもう、展示出来ない痛みの激しいものもありました。皆さんのお陰で貴重な資料の映像が収録できました。朝から始めた撮影も終わる頃にはすっかり日も暮れていました。お疲れ様でした。

屋敷の中心にある中庭。

出番を待つ夜着とのれん。