刺繍で「獅子」を背紋に入れました。


遠目からもしっかりシルエットでわかる「獅子」になりました。

金大(金沢大学)工学部の加納先生のご依頼で無地の紬の羽織に獅子の柄を刺繍で入れて欲しい、と依頼があったのは1ヶ月半ほど前でした。こんな感じでというコピーを頂き、店主が小林刺繍さんで配色してお願いしました。縫ってくださった職人さんはできるかしら?と多少不安もあったようですが、見事集中力を保って、縫い上げてくださいました。納品がぎりぎりになってしまい、ご心配をおかけしましたがお茶会に間に合いました。今日はご自身でもとっても気に入ったとご来店のうえご披露下さり、とっても評判でしたよとうれしそうにお話下さいました。配色も誉められ、ご満悦の先生と店主でした。縫い手さんありがとう!
お茶会でお召しになる先生は着物にはご自身の抱き柏に梅鉢のご紋を「陰すが縫い」で入れさせていただきました。紋は抜き紋でも縫い紋でも仕立上がった後からでも入れることが出来ます。しかし、一旦入れたものは消すことが出来ません。違う紋に入れ替えることは何とか可能です。
どうしても入れた紋が仰々しいという時には、当店オリジナルの押し絵背守り紋をお付け下さい。簡単におしゃれ紋に変身できます。


男の縫い紋にはしっかりしていて「陰すが」もいいですね。