金沢市染織作家協会展を観てきました。
今年で11回目となる協会展。ちょうどお邪魔したときに坂口幸市さんが
いらっしゃいました。
ネクタイやスカーフなどの小作品が並んでいました。
それこそ30年以上ほど前に、オリジナルで坂口さんにはネクタイを染めて
もらっていました。
私はまだ学生の頃でしたが、工房へお邪魔してとても簡単そうにして
いらしたので、調子に乗って僕にもさせて!といって、落款の枠だけ
糊を置かせてもらいました。
そうしたら、コレが失敗! 型紙の裏に糊が回ってしまいました。
簡単そうに見えた仕事は、実はとても繊細で微妙な力加減で成されて
いたことを、店主はこの時思い知らされてのでした。
坂口さんのネクタイを見ながら、えらい昔のことを思い出した店主でした。