百年前の継ぎ接ぎだらけの風呂敷たち
JR加賀温泉駅隣の「加賀染織工芸館」では
「時代風呂敷展」束ね熨斗文様を集めて を開催中です。
昨日もインドネシアのローケツ染め「バティック」を収集されている
ご夫妻が熱心にご覧になっていました。
筒描きはロウではなく糯糊です。
バティックでもプリント、スタンプ、手描きとグレードがあり、
ねんごろなものは裏も同様の手描きで染めているとのこと。
風呂敷では裏まで筒描きを施しているものは少ないですが、
のれんでは当たり前に両面、糊を置いてます。
インドネシアの染色との共通点が見出されて楽しいひと時でした。
タイトルにもあるように、今回の展示品は束ね熨斗という柄の他に
もうひとつの共通点があります。
それは 「継ぎ接ぎ」です。
これも日本人のもったいないの精神でしょうね。
ほころびても、破れても、当て布で継ぎ接ぎをして修復します。
当然、当て布も時代物です。
店主は「時代継ぎ接ぎ展」をいつか開催したいともくろんでいるのでした。
◆花岡コレクション加賀のお国染「時代風呂敷展」
◆会 期 : 9月3日~26日 水曜定休
◆ところ : JR加賀温泉駅隣 加賀染織工芸館 きもの華や内
◆入場 無料
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店主も愛用している大き目の「三巾 宝風呂敷」とても重宝しています。