藩老本多蔵品館 企画展を観ました。

本日から始まった、企画展。
加賀藩御用絵師 梅田九栄と本多家
です。
店主は御用絵師、梅田九栄のスケッチを観たくて行きました。
御用絵師の存在すら知らなかったので、この機会と思い、観て
大変勉強になりました。

日経新聞の連載小説も長谷川等伯で楽しみに読ませて頂いて
いますが、御用絵師という言葉に誘われたのも、こんな影響が
あったかもしれませんね。

展示そのものはとても地味ですが、スケッチの素晴しさは、
以前、千總さんの450年展で観た、円山応挙の写生画にも
劣らぬ緻密な表現でした。

大野湊神社の能舞台鏡板として描かれた松の下絵も見事でした。

加賀友禅の基本は何といっても写生です。
京友禅が模写であることに対応しています。

加賀藩にもこれだけの力量を持った絵師がいたことは間違いなく
加賀友禅の発展に寄与しているはずです。

蔵品館のお隣の歴史博物館には人間国宝、木村雨山のスケッチが
大量にあるそうです。
こちらも、少しづつでも観れるようになれば嬉しいと想います。

企画展は
平成23年7月22日(金)~8月24日(水)まで

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