加賀友禅のメーカーさん展示会で
ちょうど1週間前のこと。
地元メーカーさんの加賀友禅新作会での一こま。
そこそこ、気に入ったものが見つかったのですが、やはり柄と地色が
気になる。
早速、この場合は口上付(あれこれ要望を云い添える)の別注を
依頼。
柄はデジカメで撮ったものをプリントアウトしてそこに修正を書き込み、
地色は色帳(いろちょう)を出してきてもらって、その場で色を決めました。
色帳ってご存知ですか?
色見本帳です。いろんな色に染めた生地サンプルが貼ってある帳面です。
20年前はいろんなメーカーさんが毎年のように出していましたが、
最近は新しいものはほとんどほんの数社ぐらいからしか出ていません。
困ったものですが、その中から素敵な色を探し出します。
これも、修行時代千總さんで仕込んで頂いた特殊技術です。
相対的な色ではなく、絶対値としての良い色を見極める選択眼なのです。
この日は、芸妓さんがお座敷でも映える、ちょっとはんなりした色を
選びました。柄は秋草が中心なので単衣でも着れるように生地も
別注しました。 出来上がりが楽しみです。
◇ ◇ ◇ ◇
オリジナルの色といえば、この小風呂敷も店主が配色した
ものです。柄も店主が考え大きさと配置を決めて創りました。
はなやの一番人気商品です。ちょっと自慢話しでした。失礼!