タテマチえり華本店内のサロンでは時代小紋展
江戸時代の武士の制服はご紋の入った着物に裃(かみしも)、袴(はかま)。
その生地の柄は何かというと、これが江戸小紋の鮫小紋に代表される
小紋です。
現代では身頃の脇で柄が合わなければ全て小紋というようになって
ちょっと店主は面白くないなと思っています。
極々小さな模様で構成されている小紋。
伊勢型という和紙に特殊な小刀で小さな円や形を彫った型で、
6mもある長い板の上に貼った白生地の上にその型紙で糊を置いて、
しごき糊という染料が入った糊で覆ってしまい、蒸して洗うと
最初の細かい型で置いた糊の部分が抜けて小紋柄になります。
遠目には全くの無地ですね。
簡単に言ってますが、これが大変緻密で根気の要る仕事なのです。
現在金沢では坂口幸市さん、裕幸さん親子が真面目にお仕事されて
います。
その坂口さんがとても感心して昔の職人さんの仕事を褒めます。
お祖父さんである中 儀延さんの話もよく出てきますね。
裕幸さんもとても上手になりました。今後が楽しみですね。
<花岡コレクション 加賀のお国染 時代小紋展>
時 : 平成22年4月1日~4月25日まで 10:00~19:00 水曜定休
処 : 金沢市竪町34番地 加賀友禅の店 ゑり華内
加賀染織工芸サロン
入場無料
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小紋といえば、当店では小紋半衿を着物を楽しむ
アイテムとして販売しています。
春のお出掛けに一色添えてみてはいかがですか?