加賀二俣・手漉き和紙の 斉藤博さん、研さんを訪ねました。
本店の催事も終了した翌2月16日、大文字屋庄兵衛さんこと
大庄の西村さんと二俣の研修に参加したことのないスタッフと
共に緊急研修会として斉藤さんを訪ねました。
西村さんが帯のデザインの題材にもなっている料紙の制作工程を
知りたいとご希望されたので、オリジナル和紙を漉いてもらっている
斉藤さんに見学をお願いしました。
斉藤博さんは奉書紙を、斉藤研さんはちょうどオリジナルの友禅短冊を、
漉いているところでした。
折りしも朝から雪交じりの模様で、市内中心部よりも二俣はさらに厳しい
寒さでした。
そんな中、寒の漉きは良い和紙が漉けるとあって、フル回転で漉いて
いらっしゃるご家族でした。
親切に詳しく和紙つくりの工程を説明してくださった研さん。
息の合った共同作業で制作される友禅和紙。
自分は素材屋やと、決して作家気取りをしない謙虚な博さん。
媚びることのない自然な和紙は、この人柄から漉きだされたことが
よく理解できた見学会でした。
せっかくなので何回かに分けて工程を説明して参りましょう。