男は黙って「シャレテコ」
女性が「ペチパン」なら、男性は「シャレテコ」です。
なぜ、シャレテコなのか。ちょっと長くなりますが・・・
その昔、就職したての頃の話。(京都のメーカー問屋さんに修業中の話)
毎日一張羅のスーツを着て担当のデパートへ出向くのですが、
荷物を担いで真夏のとても暑い日でもスーツは絶対でした。
すると、ズボンから白いものが・・・
汗をかいてなんと、塩が吹いて白くなっていたのです。
先輩から、お前ステテコ穿いとらんやろ!といわれ、それなんですか?
と返事したことがありました。
夏用のモモシキとでもいいましょうか、薄くてサラサラした木綿の生地です。
要はズボンの下薄くても1枚のステテコをはくだけでステテコが汗を吸って
直接ズボンに汗を吸わせない保護材になってくれるのです。
汗のダメージだけではなく正座したりする際の生地へのダメージを和らげてくれます。
1ヶ月もするとステテコがぼろぼろになります。その分スーツは長持ちします。
ご主人のスーツ、上着は大丈夫だけど、すぐズボンがダメになる方、2パンツでも
追いつかない方、ステテコはくとグーンと長持ちしますよ。父の日のプレゼントにいかが?
安く上がりますね。
店主は1年中ステテコをはいています。着物のひざが抜けるのを防ぐ大切な役目があるからです。
汗のベタつきから開放されて、しかもスーツを守ってくれるステテコが気持ち良いんです。
カッコ悪い!という御仁には「シャレテコ」があります。
お洒落なステテコが「シャレテコ」。
本当にスーパーに売っているのですよ。柄の入ったステテコが。
店主は夏の間に1年分買います。冬は売っていないからです。
冬はいわゆるパッチまたはモモシキになってしまうんです。
これは本当に寒い時だけですね。店主はスパッツですが。
というわけで、夏の浴衣、男は黙って「シャレテコ」です。
これなら、はだけても胡坐をかいてもカッコいいのです。
当店では白いステテコのみ販売しています。
本麻のシボのあるステテコはやはり究極のシャレテコです。
店主の不細工な足ですみません。