京都出張のひとコマ
実は店主、けっこうなラーメン好きです。
京都出張での楽しみは美味しいラーメンの発見でもあります。
ある仕入先の社長さんからお昼(鰻屋さん)を誘われたのですが、丁重にお断りをいたしました。
ささやかな楽しみを奪われてはと。その社長さんも執拗に「なんでやねん?」と聞かれるものですから、本音を言ってしまいました。
「そんなら旨いラーメン屋あんねん、まあ一度食べてみい。」ということで連れて行かれたのが、写真のお店です。一見大丈夫?という感じなんですが、せっかくのご案内ですから入ります。
席に着くなりおばちゃんが小鉢に生卵を割って入れてくれます。何も注文もしていないのに・・・
社長さんは親切に初心者の私にレクチャーするのでした。「まず、卵をよく溶いて、この醤油をちょっと入れて、」
「赤肉2つね」と注文をしました。ほどなくラーメンが2つが目の前に出てきました。赤肉とは脂身のないチャーシューでした。このお肉が鉢の周囲をぐるっと囲んでいます。メタボが気になる年代には嬉しい配慮です。
指南はつづきます。「はい、先ずこのお肉を卵で食べて・・・」言われるままに口に運ぶと、あ~ら不思議、すき焼きそのものの味ではありませんか!
生卵といえば徳島、和歌山ラーメンが有名ですが、この食べ方には少々、意表を衝かれた感がありました。醤油味の麺と肉を一緒に漬けながら食べて、卵のお替りまでしてしまいました。う~んこれはハマル。
そうです、ここは知る人ぞ知る、すき焼きラーメン「ちいふ」というお店なのです。残念ながら、ラーメンの写真は撮っていませんが、「ちいふ」で検索するとラーメン好きなブロガーがたくさん書いてくれてます。詳しくはそちらをどうぞ。
ちなみに、「赤肉」というメニューはありません。普通にチャーシュー入りを注文されると脂身が適度に入った美味しそうなチャーシューが出てきます。ちょっとそちらも気になった、とっても幸せ気分な店主でした。
おまけ:ご案内してくださったのは、京のじゅばん&町家の美術館「紫織庵」の社長さんでした。今月10日より当店会長のコレクションの中から、「時代半衿」を2階の素敵な場所で展示して下さいます。以前にも「時代花嫁のれん」を特別展示いたしました。大変好評だったようで、再度お声をかけていただいた次第です。11月は「時代子供のきもの」を展示する予定です。京都がお近い方はぜひ、お立ち寄りください。
反省:本題とおまけ逆でした。