手漉き和紙草木染め千鳥団扇(ちどりうちわ)のこと

ぱっと見何かな?と思われる方もおいでかも知れませんね。
実は、団扇なんです。団扇といえば満月型の棒が付いたものが普通ですが、この千鳥型はとってもおしゃれです。
なんと、手すき和紙に草木染めという懲りようです。作ってくださったのは甲州の杉山茂さん。「こだわり続けた結果こんなものを作ってしまいました。」と語られるように損得抜きでご自身が納得のいくもの作りをされています。
団扇の骨は、かっての「江戸うちわ」の伝統を継承し、地元産の女竹を使った丸竹団扇(房州うちわ)を作っている千葉県館山市から取り寄せ、和紙は国の重要無形文化財指定「本美濃紙」保存会、澤村正氏の手漉き和紙(天日乾燥)を使用。野山や、庭の草木の樹皮や実の色が熟成する時期に採取し、煮出して染色しています。
和紙の持つ優しさやぬくもりと、草木からいただいた自然の色と風をお楽しみ下さい。ちなみにお値段は1本2,625円です。

<草木染め染料>
千鳥-渋黄色・・・きはだ、やまもも、栗、ざくろ (アルミ媒染)
千鳥-渋茶色・・・きはだ、すおう、栗、茜 (鉄媒染)
千鳥-渋桃色・・・きはだ、すおう、栗、茜 (銅媒染)