猫の加賀友禅付下 お誂えしませんか?
北田さんと「福ねこ」をはさんで
思わず可愛い~と飛びついてしまいました。北田さんではなくこの猫たちを描いた付け下きものにです。(失礼!)
加賀友禅作家の北田弓子さんのお家にはドラねこの「もみじ」がいるそうなんですが、このもみじが「福ねこ」で手招きをするそうで、このきものはそのもみじを見ていて思いつきました。そういえば茶ドラ以外はどこかマンガちっくなところもありますね。数を数えたら、49匹。なんと二重(20)に福(29)きたるではありませんか!
店主は考えました。この49匹(30箇所の猫ブロック)を好きな場所に描いてもらおうと。そうです、一人一人のカスタムメードをお願いできないかと。しかもお値打ちに!北田さんにお願いしたところ、快くOKを頂きました。
実はこの手のお仕事、一匹描くも10匹描くも手間は変わらない、だから価格も同じ!というのが常識です。彩色をするために施す「糸目糊置き」がネックになるのです。それでは面白くないのです。お誂えを得意とする当店では、なんとかワガママを聞ける、お誂えが出来たらと以前から色々思案していました。
幸いなことに、北田さんのご主人がこの糊置き職人さんなのです。この猫好き(?)のご夫婦の連携なればこその、とても手間のかかる「福ねこきもの」なのです。
北田さんとお話しして、この「福ねこ」は絶対同じものは作らないというお約束を頂きました。基本料金(16万円)プラス一匹(1ブロック)当り6千円というタクシー料金のような価格体系を考えています。