正しい草履の履き方3原則
今日まで加賀店のイベントに来て下さっている、浅草の鼻緒すげ職人の
茂木さんから、正しい草履の履き方を伝授いただいてます。
3つの大切な要点を実行すれば日本人として素敵な履き方ができます。
1つ目は「留める」。
何を留めるかといえば、前ツボ(鼻緒の前の部分)まで足を入れないで、
手前でとめる、ということ。
足の親指と一指指の付け根まで入れてしまうので、痛くなります。
2つ目は「出す」。
何を出すかといえば、踵(かかと)を草履の台から出して履くということ。
納まっていないといけないと思い込んでいる人がいます。少しだけ出して
履くことによって、安定感と脱いだときの台の踵の部分の美しさが違います。
3つ目は「換える」。
何を換えるかというと、草履そのものを履くたびに換えるのです。違う草履
ではありません。左右の草履を換えるのです。
これによって、草履の踵の底の減り具合が均等になる為、片減りしません。
草履そのものを長持ちさせると共に、草履の表の足型が決まらず
見た目にも美しさも持続します。
茂木さんのお話を聞くまでは、履物は単に突っ掛ければ良いと思って
いた店主でしたが、その奥深さに感服。依頼10年にわたるお付き合いが
続いています。
3月12日から15日の会期でタテマチ本店を会場にイベントが始まります。
ご予約頂いた方には、特別価格でお好きな鼻緒で自分に合った草履が
挿げてもらえる特典付です。
奥の深い茂木さんのお話もとても参考になります。
履物でお悩みの方もぜひ、ご予約の上、ご来場下さい。
ご予約電話は 10:00~19:00の
金沢・タテマチゑり華本店 076-261-9188 まで。水曜定休です。
とめて、だして、かえて、 素敵にきものライフを楽しんでください。