機織りと草木染め体験をしました。
いつもになく真剣に機に向かう店主。「あっ、まちがえた!」の連続
2月の「華裳展」という当店のこだわりの展示会の研修として、今回ご協力下さる、佐竹織物さんへスタッフと共にお邪魔しました。ご主人のこだわりを聞きながら、当店の理念と全く同じで、私の方が驚きました。だからご縁があるのだなと納得しました。
一台づつ織る組織が異なる帯を織っているところで、この道40年近い方が細かなお仕事をしていました。決して効率を求めず、お客様の注文で長尺ものなどもほとんどの商品について1本から織っているところなど、まさに大切な時の自分のためのものを誂てくださる姿勢に皆感動していました。
その後、機織と草木染の体験をしました。機織では力を込めてしていたら、ご主人から「もっと優しく、優しく。そうすると織れる生地も優しいものになりますよ。」と御注意いただきました。蚕さんから育てている本物の人ならではの言葉に触れて貴重な体験をさせてもらいました。
店主は栗皮を鉄媒染でくすんだ淡いグリーン色にスカーフを染めました。