サライ21号の大特集「冬の金沢」に坂口幸市さんの小紋が掲載されました。
金沢特集の第1部として
加賀の『芸術・美食』町歩き・・・新・百行比照コースで
加賀伝統小紋の唯一の伝承者 坂口幸市さんが紹介され、取扱店として当店が掲載されています。
坂口さんの仕事は今更店主が言うまでもなく、日本で彼しか染めることの出来いない「二枚白」という技で、日本伝統工芸会の正会員として認められています。
当店は坂口さんの御祖父さんにあたる中儀延さんからのお付き合いになります。
今は、坂口さんに当店オリジナルの色で二枚白や浴衣地を染めてもらったり、息子さんの裕章さんにも1枚型の伝統小紋を染めてもらっています。
掲載記事の文中には二枚白の説明に間違いがあります。
二枚白は一柄2枚の型で構成され、一枚の型の長さは20~25cmほどです。
一反染めるのに、型継ぎという大変難しい作業を1型60回、二枚白で倍の120回も行います。まさに緊張の連続というお仕事です。
夏場は朝4時ごろからお昼までしかお仕事にならないそうです。冷房もかけられないので、汗が白生地の上に落ちてきてだめになってしまうからです。
当店には坂口さんの作品は常に何点か置いてあります。
誌上では坂口さんの作品の価格は息子さんの価格からということではっきり書いていません。
当店の価格があまりにもお安いため、他店に迷惑が掛かるのためです。
ちなみに、当店の二枚白の価格は・・・
ここで書いてしまうと坂口さんに迷惑が掛かるので、興味ある方は店頭まで起こし下さい。
価格も裕章さんの作品が生地もお安いものを使用しているため、84000円とお値打ち価格で出しています。
跡継ぎとして修練もかねてお仕事していただいてます。成長が楽しみな若き職人です。