5月の加賀お国ミュージアムは背守りの子供着物
本日より開催しているのは、子供の着物~背守り~です。
一つ身と云われる、一番小さな子供の着物は身頃を一巾で仕立てます。
それゆえ、普通の着物にはあるはずの「背縫い」がありません。
昔の人は、そこから魔が差すと畏れ、背守りを付けました。
全国的には背縫いに似せた「縫い守り」を付けました。また、刺繍でそれに変えるところもありますが、加賀だけは背守りを「押し絵」という立体的なパッチワークにして付けました。
古い大人の着物をリメイクしたものに可愛い背守り押し絵紋を付けた、加賀の人の知恵に触れて頂ければ幸いです。
5月30日までの開催です。