7月のお国染ミュージアムは唐草文様展
花岡コレクションの中で最も数が多いのがこの唐草文様の裂地です。そのほとんどは布団時として使われていました。皆さん、四角いお布団しかご存知ないと思いますが、寒い地域の布団は着物の形をしていました。これを「夜着(よぎ)』と言います。関東では「かいまき」と言われています。厚い綿が入ってとても重厚です。写真の夜着は綿と裏地を外した姿です。手紡糸の柔らかい糸で織った木綿地に型紙で糊を置いて藍染します。のれんや風呂敷と違って裏は見えないのでほとんどは片面だけの染になっています。今月26日日曜日までの開催です。