5月のミュージアムは背守り
時代子供の着物から「背守り」を特集して展示しています。以前は大人用の着物だったものをリメイクで子供の着物に仕立て直し、「一つ身」背縫いのない幼児の着物には「背守り」というお守りを紋を入れる位置に付けました。全国的には、背縫いに似せた糸印や刺繍が多いのですが、加賀藩では「押し絵」の紋を付けました。これは寺子屋で押し絵を手習いとして教えていたからだと父から聞いたことがあります。
教えていたから押し絵?聞いた時にはおやじギャグかと思いましたが、今は来館者に私が「なんちゃって」とドン引きされながらお話のネタにしています。
ゑり華ではこの愛情あふれる「背守り押し絵紋」を寺井正恵さんに丁寧に制作していただき大人も使えるオシャレグッズとして販売しています。ゑり華のネットショップ「はなや」にて約100種類の押し絵紋をアップしています。こちらも是非、ご覧下さい。
ミュージアムの企画展は5月末まで。ご連絡を頂き対応いたします。