重ね衿一枚で、見ちがえる!

 
昨年、九州出身で地元の美大生さんが二十歳の集いにお母様の振袖をお召になるにつけ、重ね衿のご相談がありました。画像で振袖や袋帯などを確認して、「どんな感じになりたいですか?」という店主の問いかけに応えて下さったので、一枚の重ね衿を提案、お求め頂きました。先日、その学生さんがご来店。こんな風になりましたと、写真を見せて下さり、周りの人からとても素敵!と褒められ、嬉しくなってお礼と報告がしたくてきました、とのことでした。
 店主は半衿一枚、帯締め一本でもいつ、どこで、誰が、何のために、どんな立場でお召になるのかお聞きします。そういうことでしたら、という具合に提案します。もちろんご予算も大切ですね。売れれば良いのではなく、着て良かったことでなければ意味がないと考えています。無駄なお買い物をして欲しくはないのです。よく、商売気の無いお店と言われます。欲しいといわれても、無駄になることが分かっていれば売りません。他の役に立つ方に買っていただいた方が、ものも無駄なりません。着物の素晴らしさは、そんな個性やTPOを小物で微調整できるところにあると考えます。でも誰でもそんなことが出来るかというと、そうでもないのです。だから私のコーディネートは決して安くはありません。しかし、なにか一つでも摘まんでもらえれば、そのコーディネート料は頂いていません。変なホテルが金沢にも出来ましたが、変な着物屋さんで良いと思ってます。ぜひ、お気軽にご相談ください。