夏物加賀友禅訪問着を展示中です
加賀友禅で夏物は極端に少ないお品になります。
それでも、必要な方はいらっしゃいます。
ゑり華はそんな方のために、自前で作っています。
左は太田昌伸作、「汐くみの図」訪問着です。
使用している生地は、「涼風」という、世間ではあまり見かけない
浜縮緬になります。なにがよろしいかと云うと、透け感があるのに
絽目が無い! つまり、単衣として5月から(早い人は4月末)から
お召しになって、盛夏も、秋口もと、よく考えたら1年で一番長く
着れるお着物かもしれません。しっとりとしていて、さらっと。
何とも不思議な着心地です。写真は上前、衽と身頃。後ろも柄は
さらっとポイント柄です。
遠目には無地?と見えてしまうかも。また、加賀友禅にも
見えないかも。故に世間には出回っていないのですけど・・・。
右はレース地に加賀友禅をした、塵除け。洋装でお使いになる方が
いらっしゃるくらい、モダンです。
その他にも、有名作家の夏の訪問着などを揃えています。(店主)