花岡コレクション 『時代唐草文様展』 展示中です!

7/1(日)より始まった 『時代唐草文様展』

お陰さまで、いろんな方がお見えになってます。

「デザインの勉強の為」と言って、加賀の友禅師さんもご覧になってます。

『唐草』の、そのデザインの豊富さに興味津々でじっくりと見ていかれました。

↑たくさんの『唐草文様』を楽しめるよう、額に収まるサイズに加工して展示しております。

『唐草文様』 は茎や蔓、葉の絡み合った蔓草文様の日本での呼称です。
連続模様を形成する場合が多く、主題の植物により忍冬唐草、葡萄唐草、牡丹唐草
などと名づけられるほか、様式化されて植物の種類を判別しがたいものも多くあります。

その起源は古代オリエントや古代ギリシアで、
世界各地にそれぞれの唐草文様が展開されております。
建築・工芸の装飾模様として用いられ、ギリシア陶器・ササン朝ペルシアの銀器や
染織・イスラム陶器などにその好例が見られます。

ペルシア・アフガニスタン・シリアなどの西アジアを経て、中国から日本へ
仏教美術とともに奈良時代に伝わりました。

日本で次第に和様化され、平安時代には有職模様の一つにもなっています。

また、主として中国から伝えられた名物裂には、牡丹唐草をはじめ
様々な唐草が金襴・錦・緞子・印金などによって表現されていて、
日本の染織文様に多大な影響を与えています。

和様化された唐草文様は、異国風の忍草・葡萄・宝相華などが、
松・竹・梅・藤・桐・椿・菊など日本の身近なものに変り、
日本独特の親しまれる唐草文様になり、江戸時代以降は庶民の間でも、
型染めによる小紋や中形の衣類・布団・風呂敷などに盛んに使われるようになりました。

(花岡コレクション ~唐草文様~ 解説引用)

↑当時、実際に注文を受ける際に使われた『唐草文様』の見本生地です。

是非、じっくりと時間をかけてご覧になっていって下さい!

(コメント:谷内)