スッキリと品よく着こなせる加賀友禅

加賀友禅付下 稲出明仁作

「淡いピンク地に白のぼかしが挿し色で入り、

何とも柔らかく、そして優しい色合い。

その中にポンと映る鶯が愛らしく描かれていて、

桜の季節~山間の情景が浮かぶようです。

袋帯は白地に菊文様がきれいに浮き出る柄。

この組み合わせによって淡いピンクが引き立ちます。

お茶席にはもちろん、式事等でもお召しいただけるコーディネートです。」

コーディネーター:荒谷

今回はスッキリとした加賀友禅コーディネートのご紹介でした。

一見柄が少なく寂しいようにも見えますが、

「もうちょっと欲しいな」と思わせるくらいのこの描き方が

何とも日本人らしい表現で、じっと見入ってしまいます。

こんな着物姿の方が街を歩いていると思わず立ち止まって振り返ってしまいますよね。

(コメント:谷内)