糸目糊置きの実演がご覧になれます。

加賀のきもの華やでは、イベントとして加賀友禅大祭典を開催中。
そのイベントの特別企画として、糊置き職人の茶谷秀修さんに糊置きの
実演をしていただいてます。

加賀友禅の着物には図案制作責任者である「落款」が押されています。
訪問着では袖の内側の裾に伝統的工芸品のラベルと加賀染振興協会の
ラベルが貼ってあるのですが、最近は模様師さんの名前の下に
糊置き職人さんと引き染め職人さんの名前が記されています。

これはとても大切なことで、ようやく実現した画期的なことだと感じています。
このことによって、職人さんも責任とプライドを感じてもらえるようになり、
より高度な技術を身につけ、新しい技術開発につながると期待しています。

加賀店での実演は本日までですが、11月12日金曜日から3日間は金沢・
タテマチゑり華本店でご覧になれます。

茶谷さんはとても気さくな方で、お話も楽しいですし、実際に糸目糊も
置かせてもらうこともできます。
彩色の実演はご覧になった方も多いと思いますが、友禅の命ともいえる、
糸目糊の実演はなかなか見る機会がないと思います。

ぜひ、この機会にご覧になって加賀友禅の奥の深さを感じて頂ければ
幸いです。

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