友禅師のお弟子さんの発表会を観ました
青花会創作展が小将町の加賀友禅伝統産業会館３階で行なわれています。
明日を担う新人の作品展で、店主は毎年楽しみにしています。
アンケートにも書きましたが、一番目にとまった作品がちょうど会場の
受付をされていた、堀口真澄さんの作品でした。
「水草遊び」という題の染め帯です。
バリに３週間も行っていたそうで、その印象を作品にされていました。
とても素敵な感性を持っている人だなあと感じました。
自分で着るために染めた振袖もとても愛らしくほほえましいものでした。
奇を衒った奇抜さよりも、自分が感じた面白さをさりげなく表現できたら
十分だと思います。
実際、着る身になればそんなものだということが、
着ない人には見えてこないのだと思います。
自由気ままにつくれる気楽さもあると思うのですが、独立してお仕事と
なると、なぜか作品に伸びやかさがなくなってくるのです。不思議です。
せっかくの素晴しい感性をもった新人がその才能を引き出せるよう
業界としても考えて欲しいところです。
１１月２１日（土）まで 入場無料です。
