10月の加賀のお国染コレクションの展示が出来ました。
タテマチ本店1Fの展示コーナー 手前のマネキンは男の和のタキシードでシルク仕様のもの
2Fの展示コーナー 半衿がついている長襦袢もあり そのコーディネートも見どころです。
タテマチ本店の加賀染織工芸サロンでは、「時代長襦袢展」です。見えないところにここまでオシャレしていた昔の人は本当にスゴイ!と思います。
主に大正時代のものが多いのですが、100年も前のことです。しかし、何が進んで発達したのだろうか?と疑問に思えるほどのこの時代の感性の素晴しさに気づかされます。
皆が、着物を着た時代だからでしょうか?店主はいつも展示しながら、この時代の人々の価値観や心理を想像するのですが、及びもつきません。
今の時代があまりにも、モノが溢れ、多様になってしまっているからかもしれませんね。
店主はこの時代のほんの僅かな感性でも活かせたら素敵だろうなと考えています。
先人に学ぶことのなんと多いことでしょう。
加賀店の加賀染織工芸館では「時代子供の着物展」です。風呂敷から子供の着物に展示替えをしたとたんに、会場がパッと明るくなりました。
今の時代に比べれば、とっても地味な色使いなのですがこんな着物を着せてもらえた子供たちは何と自慢らしいというか、大人びた「おしゃまさん」だったことでしょう。
どちらも10月27日までの展示です。水曜日のみお休みを頂いています。入場無料。
身頃を広げる作業が完了していませんが、じっくりご覧になれます。
真ん中の青い着物は紐の柄が着物と同柄で、紐飾りの干し網の刺繍が可愛いです。