タテマチえり華・サロンでは時代唐草が並びました。

もっともシンプルにしてこれほど多様におもしろい文様は他にありません。

特に加賀の唐草文様は他に見られない特徴のものが多くあります。
型紙は伊勢の白子のものがほとんどですが、加賀においてはこの地でも多く型紙が彫られています。

その特徴はというと、決定的なことは云えませんが、べたっとした柄ではなく、繊細にして控え目な文様と想像出来ます。

金沢は外様大名で、武家の町ですから、庶民も決して派手にしてはいけません。しかして、文化を背景に工芸に力を入れてきた環境ですから、庶民の普段使いのものまで、美的センスが高いのです。

日本中で流通した中型唐草文様は主に布団地に多く使われています。一つの地域でこれほどたくさんの種類が確認されているところは他にありません。

当たり前だけど、当たり前ではない。本当に加賀・金沢は魅力的なところです。

と き : 7月4日(金)~8月3日(日)
午前10:00~午後7:00 水曜定休
(7月22日・29日は臨時休業)

ところ : 金沢・タテマチ 中程 加賀友禅の店 ゑり華 内
加賀染織工芸サロン
入 場 : 無料

主 催 : 加賀染織保存会

後 援 : 北國新聞社