クロワッサンに加賀紋が掲載されました。
5月10日号の「美しき日本の手技」というコーナーで、篠井英介さんのお話とともに掲載されました。
店主も同じ1958年生まれ、学校が同じになったことはありませんが、同学年なんですね。以前に金沢の居酒屋さんでお見受けしたこともあります。
今回掲載された加賀紋は縫い紋でどちらかといえば洒落紋になります。
正式なというか、本来の加賀紋は染で定紋を中に配します。
定紋の入らないものは伊達紋とか、洒落紋といっています。しかし、世間一般ではこの形式を加賀紋といって認知されています。
掲載された縫い紋は当店のお仕事をしていただいている「小林刺繍舗」さんのもの。丁寧に手縫いされています。
お客様からの依頼でご自分の着物に入れてほしいと持ち込まれるわけですが、使い方と着物に合った配色を指定してあげないと、縫い手の方は困ります。当店では間に入って、アドバイスと提案をさせていただいてます。
そこに当店の存在価値があるのですね。ちょっと自慢になってしまいましたね。八掛ひとつ選ぶにしてもそこにセンスが光ります。
篠井さんがお話しているように、ちょっとした遊び心、おしゃれが素敵を生み出すと思うんですね。何気ないものにこそちょっとこだわりを見せてみるのも楽しいのではないでしょうか?
そんな姿勢をお行儀が良いという言葉で篠井さんは表現されてます。「みんなお行儀がよければ戦争も起きないのにね。」素晴らしい哲学です。