新年は新しい敷物で・・・加賀友禅綿卓布
このテーブルセンターは本加賀友禅です。金沢の友禅団地内の板場で染めています。なおかつ木綿でしかも型染めです。しっかりした木綿の生地は、灰皿を置くには持って来いです。何故か?それは一番燃えにくいからです。化繊は穴が開きます。最適の生地なんですね。
型友禅も馬鹿に出来ません。加賀友禅は型でも多くの型枚数を要します。この柄で12枚は使っています。色数と濃淡ボカシを表現するのに京友禅よりどうしても大変なんです。
この柄はきものを染める型です。それはこの柄の両端を見るとわかります。ガタガタになってますが、これが「送り」といわれる型紙を継いでいく柄の凹凸なのです。よ~く観ると上の出っ張りは、下では引っ込んでいますね。こうして型を継いで12mもある反物の白生地を板の上に張って、柄を型で置いていくのです。この柄は送り60cmということになります。つまり60cmの柄の繰り返しになっているということになるわけです。
加賀友禅のきもの用に使われた型を使っている証しとして敢えて、両端の型送りを残しています。ちょっと変?と思われるところに、こだわりを感じていただけたら幸いです。
箱に入って税込み2100円というお手頃感も贈答や、お祝い返しとしてご利用の多い当店の人気商品です。
落款代わりに加賀友禅のネームを入れました。