大橋俊之さんの和染タペストリー

なんとも温かみのある染ですね。お正月の玄関ホールなどにピッタリのタペストリーです。
和染めは芹澤圭介さんが有名ですが、晩年のお手伝いをこの方のお父様や、伯父様がされていました。当店では15年ほど前まで毎年、「大橋三兄弟 和染め展」というタイトルで展示会を開催していました。長男の豊久さんが亡くなって、その後開催していないのですが、私は懐かしく、また、ご子息(大橋保太やすたかさん)がその後のお仕事をされているので、作品は少しずつでも求めてきました。型を彫るところからはじめるこの和染めの味は素朴でとても味があります。手づくりでしか出ない味なんですね。なにかぼっこりした、駿河の人の良さを感じずにはいられません。この作品は三兄弟の次男、隼雄さんの息子さんで俊之さんの作品です。