にしの「むすび会」というおはやしの勉強会があります。今日はその発表会。市内のホテルで行われ、私も顔を出しました。
金沢のお茶屋さんでは、芸者さんとは呼ばせません。芸妓さんは踊りとお囃子が出来て一人前。「単に鬘かぶってお酌しているだけとは訳が違うのよ」とまず私も教えられました。
日頃のお稽古の成果をお客さんに見てもらおうと、平成に入ってから会を重ねて今年で19回。来年は節目の20回ということで盛大に行われるそうです。会場には沢山の方がおいでになって、ホテルの方が急きょ椅子を増やしていました。オープニングは新人から。昨年デビューしたゆめ吉さんが初舞台を踏みました。緊張しているのが傍目にも分かりましたが、最後までしっかり勤めました。たいしたものです。
次第が進むにつれて、ベテランのお姉さん方も出てきて、聴かせてくれました。とくに仁美さんは地方(じかた)としてとても成長されたなあと思いました。
駒珠さんの唄、峯さんの笛、八重治さんの三味線、乃莉さんの小鼓、幸代さんの大皮などなどいづれも素晴らしい演奏でした。長い年月積み重ねてきた修練の賜物なんでしょうね。
金沢の宝であることにはまちがいありません。