今日も素敵にコーディネート
お客様がお手持ちの袋帯4本を持ってのご来店。その内1本はまだ一度も締めていない金地のフォーマル用の帯でした。使えない帯と、諦めていたようでした。たまたま、気になっていた加工着尺(普通小紋とひとくくりされてしまっている柄合わせのない着物の中でも手加工の上質のもの)にも合わせて見ました。
普段では出来ない組み合わせも、場面によってはとても活きる事があります。ところが、先入観で金地の帯だと完璧にフォーマルにしか締めれないと思い込んでいる方もいらっしゃるんですね。これまた、柄がたまたまおしゃれだったこともあるかも知れませんが、その加工着尺にとても良く合いました。そして以前当店でお求めになったおしゃれなビロードの帯もピッタリ、しかも金地のものとは全く違う雰囲気で合ったんです。お客様もニッコリですね。
単にのせても合うものではないのですが、実は小物次第でならないものもなってしまうコツがあります。口ではうまく言えないので、やっぱりコツなんですね。私もコーディネートのパターンが増えて嬉ですし、何よりもすごい得をした気分のお客様の笑顔が印象的でした。