加賀友禅巨匠故人の染帯 談議所栄二

半世紀前、加賀友禅を日本的なレベルに押し上げた巨匠の一人です。

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談議所栄二作 「椿」です。
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一見、派手な色に見える「朱」ですが、加賀ならではの色合い。
藍の結城紬や、泥大島、黒黄八丈の上に置いた姿を思い浮かべるだけで
ぞくっとしてきます。
昔の友禅師さんは椿をよく描きました。その中でも談議所さんの椿は
存在感がありました。
糸目糊の繊細さ。臙脂のねぶらし方。花の色を胡粉の白としたのも
憎い演出です。
落款も何の囲いもなく「栄二」だけです。なんと清々しいことでしょう。
先人の「良い仕事」を観て、これからの励みにして欲しいものです。
店主