地色を『 和名 』で表現してみよう!難易度☆☆☆

高平良隆作 加賀友禅訪問着 上前
高平良隆作 加賀友禅訪問着

渋みのある作品です。スッキリ描かれている為、
かえって雰囲気が出ています。

高平良隆作 加賀友禅訪問着 肩袖衿肩の雰囲気
高平良隆 加賀友禅訪問着 後身頃後裾の雰囲気
高平良隆 落款落款です

実物と写真では若干色は異なりますが、
この地色、和名で何と呼びましょうか?
では、もう少しお考え下さい。

ちなみにデザインして描かれている為、
はっきりと何の花を描いているかは分かりませんが、
『 夏椿 』と想定しての豆知識。

『 夏椿 』は別名『 シャラ(沙羅)』と呼び、
仏教の聖樹、沙羅双樹に似ている為
この名がついたと言われている。
樹皮はツルツルしていて『 サルスベリ 』の呼び名もある。(石川等)
花期は6月~7月初旬で、朝開花・夜落花の一日花。
花言葉は『 愛らしい人 』です。

どうですか?そろそろ色名は出ましたでしょうか?

色の表現なので、正解は一つとは限りませんが、
ここでは
『錆浅葱』 とさせていただきます。
大雑把に言うと、「 グリーン味を帯びた水色 」です。
「 錆 」は、くすみ・沈みを表します。
「 浅葱  」は、藍染の薄い青の代表色名です。
ちなみに
江戸の時代、浅葱木綿の裏地の羽織を着ていた田舎侍を、
吉原遊郭で「 野暮な侍 」を表す言葉で
「 浅葱裏 」と呼んでからかったという。

ちょっと今回は色で攻めてみましたがいかがでしたでしょうか?
では、また次回もお楽しみ下さいませ。

(コメント:谷内)