江戸末期から昭和初期の時代夜着展開催のお知らせ

 恒例になってきました、広坂・国際交流サロンでの花岡コレクション新春特別展示も3回目になります。今回は「初夢・幸運・吉祥文様 加賀の時代夜着展」と題しまして、江戸末期~昭和初期の筒描き藍染木綿の夜着を30点を交流サロン全館使ってご覧いただく特別企画です。
 本日の北國新聞朝刊で大きく報じられました。新年4日から20日まで公開されます。着物の形をした布団です、というと「かいまき」ですねという方がいますが、この夜着はちょっと羽織るなんていうことは不可能です。完璧に掛け布団なのです。


右側に掛っているのが加賀紋入りの夜着

 今回の目玉は実際に使っていたまま残された、棉の入った夜着を座敷に置いて見せているところです。これを見るとなるほどとわかっていただけると思います。
 当店会長が集めた夜着は200点を越えます。様々なコレクションの中でも、この夜着はとてもダイナミックで迫力があります。全国的に夜着はあるのですが、特に東日本で多くみられます。しかし、紋が入ったもの、特に加賀紋が入ったものは他に類を見ません。また、図柄が絵画的にも非常にバランスよく技術的にも高度な技を駆使して描かれています。加賀の紺屋のレベルの高さを伺い知る事が出来ます。
 もともとはお嫁さんの嫁入り道具で誂えられたもの。しかしながら使うのはお客様用。しかも男性のみが使用したとか。家長制度の中で威厳とともに育った文化です。「偽」という字で象徴されたこの1年ですが、来年は昔の人が願いを込めて染めた夜着に思いをはせながら、是非良い初夢を見ていただき、皆様にとって幸運な1年となりますよう願っております。


金沢歌劇座を入って、石亭さん横、偉人館前を入ったところに交流サロンはあります。月曜日は休館。金曜・土曜は夜8時まで、そのほかの曜日は10時から6時まで。
入館無料です。